宮部みゆき、北村薫等の重版専門はさておき。
近年は氷室冴子『海がきこえる』、村山由佳『おいしいコーヒーの入れ方』など我の本体が嗜好する物語のリバイバルが目立つようになってきた。
そして極めつけは岩本隆雄『星虫』。
御伽噺の寝太郎同様、よもや10年の空白を経て現世に蘇るとは誰が想像だに出来よう未来か。
独占欲の権化である我等としては少々複雑な感も否めないのだが、新作も出たことだし素直に喜ぶことにする。

その昔、KEYさまのHPには「SS掲示板」という一世を風靡した文化が存在した。
・・・いや、今もあるのだが、あれは返信不可なんで別物と考えてもらいたい。
・・・もうひとつ、その前形態の血を脈々と受け継いでいる「仮掲示板」が社を離れ個々の努力により運営されているのだが、それはまた別のお話。
話は戻るが、その栄華はあれほど盛り上がりを見せた掲示板は先にもあるものかと断言しても間違い無いと思わせるものであり。
消えて久しいその文化は、言葉ではなくSSというひとつの物語で語り合い交流を図るという素晴らしい展開をみせた。
彼らの多くはお互いのSSが投稿されたその時以外に言葉を交わすことなく、それでも両者の間には確固とした絆みたいなものが存在していたと我は信じる。
そして我の本体も、その一人であったことをここに記す。

よってしかしくは先人にあやかりて。
若干の修正加筆を施しましては。
我もリバイバルに乗り出す事にする。


宜しければ、SSは上から順に読んでもらえると幸いです。
『夢の街』と『美坂香里シリーズ』に繋がりは全くないのですが、Kanonという世界観を捕らえる方向性はケイゾクしておりますのでまあいいじゃん、じゃないかと。




kanon  SS

『夢の街』

『美坂香里は笑わない』

『美坂香里・リターンズ』

SS完結後の戯言


美坂香里シリーズ宣伝むび
『泡沫の願い』





余談ではあるが、この企画が検討から実行されたその時が2000/10/10。
何気に黎明期最後の作品『リターンズ』をラストアップした日時を確認すると。
―――1999/10/18
・・・やはり世界には、なんというか流れ≠ンたいなものがあることを実感できたこの瞬間。
曰く饒舌し難いこの衝動をどう表現できると云うのか。
今日2000/10/18にリバイバルするのは、もはや趨勢に他ならない。
この流れ≠ノ逆らうだけの強さを我は持ちあせていない故に。
よってしかしくは10月18日を美坂香里が笑わない日≠ニして我が胸に刻もうと思う。



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